極夜

[00:00.927]ふたつの手のひらが重なる時にだけ生まれる温もりを、
[00:12.178]あなたに差し出せたら。
[00:17.198]ひとすじでもいい、光は灯るのかな。
[00:25.691]極夜の空、雲間にぼやけた星空。
[00:33.521]答えが見つからない闇の中で、
[00:40.538]もがくように瞬いていた。
[00:47.672]あなたの痛みを知りたいと願った。
[00:53.910]風が頬を刺すような、冷たい夜の中でも。
[00:59.797]瞳の天球に散らばった光と、重なる手のひら。
[01:09.019]静かに燃えている。
[01:23.075]ひとつの悲しみが人知れず凍えて白に染まる夜に、
[01:34.123]あの雲が晴れたなら。
[01:39.292]一張のカーテン、空に引いて眠ろう。
[01:47.690]翡翠の色、闇夜に溶け出すオーロラ。
[01:55.361]音のない静止した時間の中で、
[02:02.474]心臓の音だけ聞こえた。
[02:09.548]今まで落とした涙滴の数だけ、
[02:15.943]遥か彼方でまた、星が生まれているんだろう。
[02:21.746]小さく見えた光が近づいている。
[02:28.564]重なる手のひら。
[02:32.145]あなたの痛みを知りたいと願った。
[02:38.366]風が頬を刺すような、冷たい夜の中でも。
[02:44.327]瞳の天球に散らばった光と、重なる手のひら。
[02:53.431]静かに燃えている。
[02:57.888]差し出された手を握って。
[03:03.463]生まれた温もりを抱いて生きて。
[03:08.210]見て、夜が明けるよ。
[03:11.998]ほら、朝ぼらけの空、静かに燃えていく。
ふたつの手のひらが重なる時にだけ生まれる温もりを、
あなたに差し出せたら。
ひとすじでもいい、光は灯るのかな。
極夜の空、雲間にぼやけた星空。
答えが見つからない闇の中で、
もがくように瞬いていた。
あなたの痛みを知りたいと願った。
風が頬を刺すような、冷たい夜の中でも。
瞳の天球に散らばった光と、重なる手のひら。
静かに燃えている。
ひとつの悲しみが人知れず凍えて白に染まる夜に、
あの雲が晴れたなら。
一張のカーテン、空に引いて眠ろう。
翡翠の色、闇夜に溶け出すオーロラ。
音のない静止した時間の中で、
心臓の音だけ聞こえた。
今まで落とした涙滴の数だけ、
遥か彼方でまた、星が生まれているんだろう。
小さく見えた光が近づいている。
重なる手のひら。
あなたの痛みを知りたいと願った。
風が頬を刺すような、冷たい夜の中でも。
瞳の天球に散らばった光と、重なる手のひら。
静かに燃えている。
差し出された手を握って。
生まれた温もりを抱いて生きて。
見て、夜が明けるよ。
ほら、朝ぼらけの空、静かに燃えていく。